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患者さんの権利と責任

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医療倫理

豊橋市民病院倫理綱領

医療は、病める人の治療はもとより、人々の健康を維持し増進を図るものである。
豊橋市民病院で働く職員は、医療の責任の重要性を認識し、人道的立場で職務を遂行しなければならない。

  1. 私達は、常に医療の知識と技術の習得に努めるとともに、その進歩と発展のために努力しなければならない。
  2. 私達は、良心と尊厳をもって職務を実践し、自らの教養を深め、人格を高めるよう努力しなければならない。
  3. 私達は、医療を行うに当たっていかなる要因であろうとも患者を差別したり偏見を持ったりしてはならない。
  4. 私達は、人命を最大限尊重し、患者の健康を第一に考えなければならない。
  5. 私達は、患者の人格を尊重し優しい心で接するとともに、医療内容を良く説明し同意と信頼を得るように努めなければならない。
  6. 私達は、同じ使命で働く同僚をお互いに尊敬し協力し合って医療に尽くさなければならない。
  7. 私達は、患者の個人情報を厳守しなければならない。

2012年11月5日採択

公務員倫理

わたしたちは豊橋市職員であり、仕事を行っていく上で公務員として次のような服務に関する義務を守らなければなりません。
さらに、私生活上も公務員という特殊性から生じる身分上の義務を守らなければなりません。
研修医等嘱託職員やパート等臨時職員の身分は非常勤の一般職であり、職員同様地方公務員法が適用されます。

<地方公務員法抜粋>

  1. 服務の根本基準(地方公務員法第30条)
  2. 信用失墜行為の禁止(地方公務員法第33条)
  3. 秘密を守る義務(地方公務員法第34条)
  4. 職務に専念する義務(地方公務員法第35条)
  5. 営利企業の従事制限(地方公務員法第38条)

患者の権利と責任

豊橋市民病院は、十分に説明され、理解し納得した上での同意を基本姿勢として、患者さんと信頼関係で結ばれた医療を目指しています。ここに患者さんの権利と責任について明らかにし、病院と患者さんが協力して理想的な医療を行うために以下のことを確認します。

患者さんの権利と責任についてはこちらをご覧ください

医療倫理のための組織

医療倫理のための組織イメージ

倫理委員会

院長、副院長、医局長、薬局長、病院事務局長、看護局代表、弁護士、一般教養人より構成、2ヶ月毎に実施。

臨床研究の審査委員会、事前審査会

これまで倫理委員会及び医師主導臨床研究審査(治験審査委員会内)で行われていた臨床研究の評価を見直し、臨床研究標準業務手順書(SOP)を作成した上で、2010年4月より臨床研究倫理審査委員会を開始した。同時に、倫理審査委員会での審査の必要性を審査し書類の不備を検討する事前審査会を開始した。

  • 臨床研究標準業務手順書(SOP) ver 1.0 2010年4月1日策定
    2010年9月24日改正
    2011年3月11日改正
    2013年7月4日改正
    2014年8月1日改正
    2016年4月1日改正
    臨床研究標準業務手順書(SOP)

医療倫理のための取り組み

臨床研究講習会

適正な臨床研究を実施するための講習会を豊橋がん診療フォーラムのなかで年一回定期的に実施しています。

開催日講演内容 / 演者
2010年5月20日 疫学・臨床研究の倫理指針
豊橋市民病院 副院長(血液・腫瘍内科) 杉浦 勇
2011年7月27日 臨床試験のデザインとデータ解析
-臨床家と統計家のコラボレーション-
横浜市立大学大学院 医学研究科/附属市民総合医療センター
臨床統計学・疫学 教授 森田 智視
2012年7月11日 臨床研究方法論と遵守すべき指針(ガイドライン)
名古屋大学大学院医学系研究科
造血細胞移植情報管理・生物統計学(日本造血細胞移植学会)
准教授  鈴木 律朗

2013年7月18日

臨床研究のABC~臨床研究実施時の倫理指針上の注意点~

国立大学法人浜松医科大学附属病院
臨床薬理学講座 
教授 渡邉 裕司

2014年5月15

がん臨床医が知っておくべき臨床疫学の基礎知識

日本造血細胞移植データセンター 
熱田 由子

2015年5月21 小児血液がん領域における臨床研究のデータマネジメント

国立病院機構名古屋医療センター
臨床研究センター臨床研究企画部
臨床疫学研究室 室長
臨床研究運営室 室長
モニタリング支援室 室長  齋藤 明子

2016年5月19 当院における臨床研究支援体制
豊橋市民病院副院長兼血液・腫瘍内科第一部長 杉浦 勇 

医療倫理講演会

医療倫理の理解を深めるための講演会を開始しました。

開催日講演内容 / 演者
2012年5月23日 『患者中心医療』の落とし穴~未決状態のなかでの決定~
浜松医科大学総合人間科学講座倫理学教授 森下 直貴
2014年2月14日 リビング・ウェルのすすめ
愛知県がんセンター名誉総長 大野 竜三
2015年9月18日 医療現場における生命倫理:DNRの問題を中心に
京都大学大学院文学研究科倫理学専修准教授 児玉 聡
2017年2月23日 現場実践に活かす『臨床倫理』の考え方
ー特に高齢患者さんの終末期における治療方針をめぐってー
宮崎大学大学院医学獣医学総合研究科教授 板井 孝壱郎

参考リンク

  1. 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針
    http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/kenkyujigyou/i-kenkyu/index.html(厚生労働省)
    http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/12/1354186.htm(文部科学省)
  2. 医の倫理綱領(日本医師会)
    http://www.med.or.jp/nichikara/kairin11.pdf
  3. 医の国際倫理綱領(世界医師会) 1949年10月採択、2006年10月修正
    http://www.med.or.jp/wma/ethics.html
  4. WMA医の倫理マニュアル(世界医師会)
    http://www.med.or.jp/wma/mem/wma_mem_all.pdf
  5. ジュネーブ宣言(医の倫理に関する規定) 1948年9月採択、1994年9月修正
    http://www.med.or.jp/wma/geneva.html
  6. ヘルシンキ宣言(ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則)
    1964年6月採択、2013年10月フォルタレザ(ブラジル)修正
    http://www.med.or.jp/wma/helsinki.html
  7. リスボン宣言(患者の権利) 1981年9月採択、2005年10月修正
    http://www.med.or.jp/wma/lisbon.html
  8. 看護者の倫理綱領(日本看護協会)
    http://www.nurse.or.jp/nursing/practice/rinri/rinri.html

患者さんの権利と責任

豊橋市民病院は、十分に説明され、理解し納得した上での同意を基本姿勢として、患者さんと信頼関係で結ばれた医療を目指しています。ここに患者さんの権利と責任について明らかにし、病院と患者さんが協力して理想的な医療を行うために以下のことを確認します。

最善の医療を受ける権利

患者さんは、生命の尊重と人間愛に基づいた最善の医療を受ける権利を有します。

知る権利

患者さんは、病名、症状、予後、検査と治療の内容と危険性、薬の効果と副作用などについて十分に理解できるまで説明を受けることができます。 医師は、薬の治験など、研究途上にある医療行為を行う場合には事前に患者さんに説明をする義務があります。 患者さんは、治療に要する見込みの費用や、要した費用の明細について説明を受けることができます。 ただし、必要に応じて主治医の判断によりご家族、代理の方に説明することがあります。

自己決定の権利

患者さんは、緊急時などの場合を除き、十分な情報と医療従事者の助言を得た上で、ご自分の意志により、検査、治療などの医療行為に同意、選択或いは拒否する権利を有し、その場合に医学的にどの様な結果になるかを知らされる権利を有します。また、患者さんは担当医などの医療従事者を選択すること、紹介状を請求して別の病院にかわること及び患者さんの求める他の医師の意見を聞くことができます。

プライバシーが保護される権利

患者さんは、個人の情報を直接医療にかかわる医療従事者以外の第三者に開示されない権利を有します。また、私的なことに干渉されない権利を有します。

参加と共同の責任

これらの権利を守るため、患者さんは医療従事者と力を合わせて医療に参加、協力する責任があります。

個人情報

~豊橋市民病院を受診される皆様の個人情報の保護について~
豊橋市民病院では当院の基本方針に従い、最良の治療を提供できるように努力しています。
また、大切な個人情報を保護する目的で、以下に提示する様々な取り組みをしています。

  1. 個人情報の保護に関する法律を遵守し、患者さんの情報を管理しています。
  2. 患者さんの個人情報を適正に取り扱うために、責任者を置き、職員教育を行っています。
  3. 医師や看護師、その他の職員が取得した医療情報は、診療記録等に記録され、最良の治療が行われるために利用されます。
  4. 個人情報は医療保険事務や外来、病棟管理、会計、経理、医療安全対策、院内感染対策等に利用されます。
  5. 一部、検査等を外部の医療機関等に委託する場合があります。その際に、患者さんの情報をこれらの施設に知らせる必要のある場合があります。この場合、信頼のおける施設等を選択すると同時に、患者さんの個人情報が不適切に取り扱われないように契約を取り交わします。
  6. 患者さんが継続的に最良の医療を受けられるように、診療に関する情報を病院、診療所等に提供する場合があります。また、学会や研究等で医療の発展を目的として情報を利用する場合もあり、個人は特定できないようにしますが、医療情報を利用する目的で患者さんに同意書を書いていただくことがありますのでご協力ください。
  7. 個人情報が医師及び研修医並びに看護師、その他の職員や医療職の実習生の研修会等において教育目的で利用されることがあります。
  8. 安全な医療を提供するために、病室入口に患者さんのお名前を表示していますが、もし不都合のある場合には病棟看護師にお申し出ください。なお、各ベッドにはお名前を表示させていただきます。
  9. 電話による入院確認や病棟の問い合わせにはお答えしていませんが、患者さん本人またはご家族の方に入院を確認しておみえになる面会者には、病棟案内を行っています。また、お見舞いの方との面会を希望されない場合は、病棟看護師にお申し出ください。
  10. 患者さんの必要に応じて、医療情報を開示しています。開示を希望される患者さんは医事課までお申し出ください。ただし、最良の治療の継続に支障をきたすことが考えられる場合には、開示しないことがあります。
  11. 患者さんからお預かりした大切な個人情報は、厳重な注意を払い、安全に管理しています。なお、災害等に備えて、電子的に保存された診療録等の写し(バックアップデータ)を外部の機関に保管委託しています。委託の際には、受託者に安全管理措置を遵守させるよう必要な措置を講じています。
  12. 個人情報の保護に関するお問合せは、総合案内または事務局医療情報課までお願いいたします。

<豊橋市民病院における個人情報の利用目的>

【院内での利用】

  1. 1. 患者さん等に提供する医療サービス
  2. 2. 医療保険事務
  3. 3. 入退院等の病棟管理
  4. 4. 会計・経理
  5. 5. 医療事故等の報告
  6. 6. 当該患者さんの医療サービスの向上
  7. 7. 院内医療実習への協力
  8. 8. 医療の質の向上を目的とした研究会等
  9. 9. その他、患者さんに係る管理運営業務 

  • 【院外への情報提供としての利用】

    1. 1. 他の病院、診療所、助産所、薬局、訪問看護ステーション、介護サービス事業者等との連携
    2. 2. 他の医療機関等からの照会への回答
    3. 3. 患者さんの診療等に当たり、外部の医師等の意見・助言を求める場合
    4. 4. 検体検査業務の委託その他の業務委託
    5. 5. ご家族等への病状説明
    6. 6. 保険事務の委託
    7. 7. 審査支払機関へのレセプトの提出
    8. 8. 審査支払機関又は保険者からの照会への回答
    9. 9. 救急搬送後の救急隊への情報提供
    10. 10. 事業者等からの委託を受けて健康診断等を行った場合における、事業者へのその結果の通知
    11. 11. 医師賠償責任保険などに係る、医療に関する専門の団体、保険会社等への相談又は届出等
    12. 12. その他、患者さんへの医療保険事務に関する利用

  • 【その他の利用】

    1. 1. 医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料
    2. 2. 当院において行われる学生の実習への協力
    3. 3. 当院において行われる症例研究
    4. 4. 外部監査機関への情報提供
    5. 5. 院内がん登録及び地域がん登録、全国地域がん診療拠点病院連絡協議会への報告
    6. 6. 個人が特定されない形式での学会・研究会発表

【付記】

  1. 上記のうち、同意しがたい事項については、その旨をお申し出ください。お申し出がないものについては、同意していただけたものとして取り扱います。
  2. これらのお申し出は、後からいつでも撤回、変更等が可能です。

平成29年5月30日 豊橋市民病院長

医療安全対策

安全で質の高い医療を提供することは、病院にとって最も重要な課題になってきています。 豊橋市民病院では医療安全のために、さまざまな対策をとっています。

医療安全管理委員会

副院長をはじめ、医師、看護師、技師、事務職など、医療に関係するさまざまな職種の代表で構成し、医療安全対策を統括しています。それぞれの立場から総合的に検討や分析を行い、当院の医療安全対策を講じます。

リスクマネージャー制度

診療科や病棟など各部署に、現場の医療安全管理責任者としてリスクマネージャーが置かれています。リスクマネージャーは、医療安全管理委員会で決定された安全対策を実施するとともに、それぞれの部署での問題点や改善の検討を行っています。

インシデント報告制度

医療の現場においては、医療事故には至らなかったが、"ヒヤリ"としたり"ハッ"としたりすることがあります。これらの事例を現場から報告して、起こった状況や原因を分析し対策をとることによって、医療事故を未然に防ぐことができます。
厚生労働省がこの制度を全国的に推進していますが、当院も医療安全対策の大きな柱として積極的に取り組んでいます。

内部監査制度

医療安全管理委員を中心に監査チームを編成し、年1回、医療安全についてテーマを定め、安全対策がきちんと実施されているかなどを点検しています。不適切な事項があれば該当部署に改善すべき点を指摘し、改善が確実に実行されたか、確認の監査も実施しています。

医療安全研修

安全な医療のためには、医療に従事する者の意識や能力の向上が欠かせません。当院では新入職員を対象に、医療安全の基本知識の講習を行って医療従事者としての安全意識の徹底を図るとともに、医療機器の取扱いの注意点など実践的な研修も実施しています。
また、その後の経験年数等に応じた研修の中でも、医療安全に対する講習を行い、職員の意識とスキルの向上に努めています。

※医療安全管理指針(PDF/217KB)

「医療安全管理室のご紹介」ページはこちらから

実績

  • 平成27年度は、2,465件のインシデント報告がありました。
  • 平成27年度は、新人職員医療安全講習会を4月に1回、リスクマネジメント講習会を年5回、医療安全講習会を年4回開催しました。

医療事故に係る公表の事例

2016年度

「左脛骨高原骨折の抜釘手術後、左腓骨神経麻痺が残存した」(2016年11月25日公表)

事故の概況及び改善策(PDF/120KB)

2014年度

「血液データの確認状況の不備に伴い、投薬コントロールが不良となった」(2014年6月2日公表)

事故の概況及び改善策(PDF/72KB)

2013年度

「出産した際に、新生児が重症仮死の状態となった」(2013年11月25日公表)

事故の概況及び改善策(PDF/106KB)

2012年度

「手根管開放術を行った際に、正中神経を損傷した」(2012年6月4日公表)

事故の概況及び改善策(PDF/85KB)

「心房中隔欠損孔閉鎖術を行った際に、心筋障害による心不全を生じ、後日、死亡した」(2012年7月6日公表)

豊橋市民病院における心臓手術事故調査委員会報告書(PDF/872KB)

※報告書の黒塗り部分につきましては、ご遺族の意向により、公表は控えさせていただきます。