臨床工学室

臨床工学技士はコメディカル職種の一種であり、現在の医療に不可欠な医療機器を扱うスペシャリストとして医師の指示の下、専門医療機器を操作を行いながら他のスタッフと協力し患者さんの治療を行いチーム医療に貢献しています。臨床工学技士はCE（クリニカルエンジニア）とも呼ばれています。医療機器管理部門、手術センター部門、血液浄化センター部門の3グループ体制をとり、それぞれの場所で生命維持管理装置の操作、高精度で高額な医療機器の効率的運用を行い、安全かつ良好な状態での提供を行い、医療機器の保守点検計画の策定、保守管理を業務としています。
日々進歩する最新医療機器の知識と取り扱い方法や注意点について、技術習得ならびに必要スタッフへの院内講習会を行っています。安全で信頼出来る医療を目指して、24時間、休日、深夜を問わず対応をしています。

医療機器は、医療機器管理システムを用いて臨床工学室にて中央管理されており、すべての病棟への貸出・返却を管理し効率的運用を行っています。医療機器を使用した治療業務に携わっています

手術センターは麻酔器や電気メスをはじめ、内視鏡システム、ロボット支援手術で使用するダヴィンチなど多種多様な高度医療機器があります。臨床工学技士はそれら医療機器を用いた手術に立ち合い、セッティングや操作、術中の医療機器トラブルの対応をしています。また医療機器が常に安全な状態で使用できるよう定期的に保守メンテナンスを行っています。

一般的な血液透析から特殊血液浄化全般までを臨床工学技士と看護師で協働して対応しています。近隣病院より手術目的で紹介される患者さんの受け入れや、より重篤な透析患者さんの入院中の透析を中心に対応しています。また、透析で使用する透析用水の清浄化管理を行っています。