診療科・部門

外来治療センター

概要

当院は地域がん診療連携拠点病院として各種のがん治療に以前より積極的に取り組んできました。
外来治療センターは平成18年4月に開設され、5月22日より運用が開始されています。
病床数は27床で、そのうちベッド12床、リクライニングシート15床です。 患者さんの人数は年々増えており、毎日30~50名程度の治療を実施しています。

近年、患者さんのQOL(Quality of Life:生活の質)の向上と医療経済の効率化を目指して外来での化学療法が急増しています。この背景には、がんの告知が進んだこと、制吐剤や白血球減少時に対するG-CSFなどのサポーティブケアが進歩したこと、診療報酬制度の変化 などがあげられます。
当院でも安全で効率的な化学療法を快適に外来で受けて頂けるように細心の注意を払い業務に取り組んでいます。

業務内容

体制

センター長藤井 正宏 (乳腺外科部長)
副センター長井本 直人 (血液・腫瘍内科副部長)
当番医午前午後の交代で1名
看護師6名(内専任4名)
薬剤師1名
事務職員2名

現在、乳がん、消化器がん、悪性リンパ腫、肺がん、前立腺がん、婦人科がんなどの化学療法が主に行われています。原則として各診療科で当日の採血検査などを実施し、この結果問題なく主治医が投与許可をだせば外来治療センターで化学療法が施行されます。安全に化学療法を受けて頂けるようにコンピューターによるオーダリングで医師・看護師・薬剤師の二重、三重のチェックのもとに実施されています。
院内の化学療法委員会で認可・登録されたレジメに基づいた治療が行われ、最初の治療前に担当薬剤師からも治療の内容や期待される効果・副作用などについてお話させて頂きます。
ベッド・リクライニングシートともにTV・DVDが装備されていて快適なお時間を過ごして頂けるようにアメニティーにも配慮しています。

入院で色々制約された環境で時間を過ごすより、患者さんが自宅でゆったりとした生活を続けなから治療を継続して頂けるように今後も病院全体でより良いシステムの構築に取り組んでいきたいと考えています。

  • 専任の医師、看護師又は薬剤師が院内に常時1人以上配置され、外来腫瘍化学療法診療料を算定している患者さんから電話等による緊急の相談等に24時間対応できる連絡体制が整備されています。
  • 急変時等の緊急時に患者さんが入院できる体制が確保されています。
  • 実施される化学療法のレジメン(治療内容)の妥当性を評価し、承認する委員会を開催しています。

従来の点滴注射の医療費に加え、「外来化学療法加算I」をご負担していただくことになります。

スタッフ

出身大学
日本大学
指導医
  • 日本乳癌学会乳腺指導医
  • 臨床研修指導医
専門医
  • 日本乳癌学会乳腺専門医
  • 日本外科学会外科専門医
認定医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
その他
  • 医学博士
  • 名古屋第一赤十字病院緩和ケア研修会修了
  • 愛知がんリハビリテーション研修実行委員会 がんのリハビリテーション研修修了
  • 愛知県がんセンター愛知病院 新リンパ浮腫研修step1.2修了
  • 第125回デジタルマンモグラフィソフトコピー診断講習会受講
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
  • 2019年第2回乳房再建用エキスパンダー/インプラント講習会受講
  • 検診マンモグラフィ読影認定(As)
  • 愛知県マンモグラフィ講習会受講
  • 医学博士マンモグラフィ読影医
  • 第159回臨床研修指導医講習会修了
  • 日本乳癌学会評議員
出身大学
岐阜大学
指導医
  • 日本血液学会認定血液指導医
  • 日本臨床腫瘍学会指導医
  • 臨床研修指導医
専門医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本血液学会認定血液専門医
  • 日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医
認定医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本輸血・細胞治療学会認定医
その他
  • 細胞治療認定管理師
  • 名古屋医療センター緩和ケア研修会修了
出身大学
藤田医科大学
専門医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本血液学会認定血液専門医
認定医
  • 日本内科学会認定内科医
その他
  • 緩和ケア研修会終了