VOICE

先輩の声

同じ病院でも、働き方は様々。
仕事内容、雰囲気、環境など、
豊橋市民病院で働く先輩の“リアル”を集めました。

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入職2年目

病棟ナース

支えてくれる、尊敬できる
先輩と

看護師を目指したきっかけを教えてください。

祖母の看取りがきっかけです。祖母の最期に何もしてあげられなかったと悔やむ母に対し、訪問看護師さんがおっしゃった「できることは十分してあげられたと思いますよ」という言葉により、気持ちが救われたと母が言っていました。看護師は患者さんやそのご家族の人生の中で最も苦しい場面にも立ち会いますが、関わり方次第で前向きな気持ちに変えることができ、精神面を支えることのできるやりがいのある仕事なんだなと感じました。

豊橋市民病院の教育体制について教えてください。

1年目の研修が充実しており、基礎看護技術や、不足している知識を習得することができます。また、1年目の時は患者さんとの関わりに悩んだことや、自分の無力さに落ち込んだこともありましたが、プリセプターや実地指導者の先輩が中心となり話を聞いてくださり、細かいフォローまでしていただけるため、苦しさや悔しさも乗り越えながら続けることができています。

先輩の尊敬しているところを教えてください。

日々状態が変わる患者さんに対して今何が必要か、今後のことも考えながら関わっている点を尊敬しています。先輩の経験値の高さや知識の豊富さは、日々バディとなり関わっている中で感じます。今は年の近い先輩として、1年目の看護師の気持ちがよく分かるため、身近な存在として何でも気軽に話してもらえるように関わることで、自分が先輩にしていただいたことを、今度は自分がしてあげる立場になれるよう心掛けています。

多職種連携は
最善の看護への鍵

豊橋市民病院を選んだ決め手や働く上での魅力を教えてください。

当院への就職を決めた大きな理由は、急性期病院であるため多くの症例・患者さんに携わることができ、自身のスキルアップのできる病院だと感じたことです。日々の業務では、先輩看護師とバディを組むことで安心して看護が提供でき、不安な事はすぐに相談できる環境があることも魅力の1つです。多職種で連携し、高度な医療・看護が提供できる素敵な病院です。

多職種連携で患者さんと向き合う上で心掛けていることはありますか?

各分野のスペシャリストが協働しているため、患者さんのことで分からない点がある時は、曖昧にせず、その分野のスペシャリストに話を聞き介入を依頼するようにしています。そこから得た知識を患者さんに説明することで、患者さんも安心でき、より詳しい内容を知ることができると思います。また、スペシャリストのサポートを受けながら自分自身も成長できるよう心掛けています。多職種連携は患者さんへの最善の看護を提供する鍵だと思っています。

看護師として大切にしていることを教えてください。

患者さんの立場になって考え、患者さんの望む生活に向けて働きかけることです。患者さんの気持ちを全て理解することは難しいですが、話を聞くことや、患者さんの立場になって考えることはできます。不安や苦痛を訴えてもらえるような看護師を目指し、日常会話からていねいに意思疎通を図るようにしています。また、なぜ・どうしてと普段から深堀りして考える力も大切にしています。一つ一つの看護ケアに根拠や目的を持って取り組み、視野を広げていくことで、看護師としての自身の成長に繋げています。

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入職2年目

病棟ナース

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入職2年目

ICUナース

1人ひとりの色を
大切にする病院

豊橋市民病院を就職先に選んだ理由を教えてください。

私が目指す看護師像の「自分とは異なる人・患者さんを尊重し、その相手の立場になって物事が考えられる看護師」「心だけでなく身体面においても、患者さんを個別的に捉えることで、その方特有の病状変化を予測し、予防や迅速な対処行動が取れる看護師」に近づくことができると思ったからです。インターンシップや説明会を通じて、患者さんやそのご家族だけでなく、病院で働くスタッフを含め、1人ひとりの色を大切にしている病院だと感じました。

現在のお仕事内容を教えてください。

集中治療センターと救急センターのある病棟に勤務しており、突然の発症・事故であったり、大きな手術をされた方など、生命の危機状態にある方が診療科を問わず入室されます。そのような方々がご自身の状態を受け入れて治療に向き合い、回復に近づくよう、ご本人やご家族の揺れ動く想いに寄り添いながら身の回りのケアや医療の提供などの看護介入を行っています。また、多職種と日々意見交換をして連携しながら患者さんが望む最善の医療が提供できるよう心掛けています。

今後のキャリアについて目標を教えてください。

慢性期の看護で特に緩和ケアを行いたいと思っています。ICUでの経験を通じて、積極的な治療により回復を目指すことが患者さんにとって最善の選択であるとは限らないと感じました。その人が大切にしているものを尊重することができるように、患者さんの1番近くで入院生活を支える存在として、身体面だけでなく、患者さんの心や取り巻く環境にも目を向けられる看護師を目指していきたいと思います。

カルテにはない
“想い”に寄り添う

手術室での勤務の大変さとやりがいを教えてください。

手術を行う全ての科が関わる対象となるため、解剖整理だけでなく、疾患や術式、薬品や手術時に使用する器械など、覚えるまでが本当に大変でした。現在では、知識がついてきたため、より患者さんに目を向けて手術に入ることができるようになり、手術室での楽しさややりがいを感じられるようになりました。

患者さんの立場に立って看護を行うために心掛けていることを教えてください。

患者さんとの直接的な関わりが多くない部署ですが、できる限り患者さんと会うために時間を見つけ、術前・術後訪問を行うようにしています。患者さんと直接話すことでカルテには載っていない想いの部分を知ることができ、より患者さんの想いに寄り添った術中の看護が行えると思っています。手術室で先を見据えた関わりを行っていても、手術後の患者さんの姿を見守ることは難しいですが、少しでも時間を見つけて患者さんに会いに行くことで実現できると考えています。

実地指導者として新人を指導する上で大切にしていることを教えてください。

できるだけ新人の想いや意見を聞くようにすることです。最初の頃は自分の伝えたいことが多すぎて自分ばかり話していましたが、新人の話に耳を傾けてみると、本当に色々なことを考えながら頑張っていることに改めて気付くことができました。一人ひとり強い所や弱い所があるので、そこを見極めてどう活かし、指導していけばいいのか悩むこともありますが、主任や新人指導の経験がある先輩などに相談しながら、一人ひとりと向き合うようにしています。

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入職4年目

オペナース

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入職9年目

ママさんナース

育児の経験を生かして

現在の働き方を教えてください。

現在は9時から16時の短時間勤務で、夜勤は月に1回担当しています。経験年数よりも長く育休を取っていたため、知識不足や不安に押しつぶされそうなこともありましたが、どのスタッフに聞いても優しく教えてくれたことや同期の存在のおかげで、安心して復帰できました。院内保育所の一時利用枠も登録でき、とてもありがたかったです。

子育てと仕事の両立で大変だと感じることはありますか?

病棟のスタッフ皆が時間までに終業できるようにサポートしてくれるので、周りの人を頼りながら仕事と子育ての両立ができています。子供の通院や健診などでも、看護休暇や時間年休※が取得できるのもありがたいです。また、産休・育休の経験を看護に生かせることも多くあります。育児を経験したことで、患者さんの変化は子供の成長と同じく、昨日までの患者さん自身の変化に合わせることが大切だという視点を持つようになり、より患者さんのその先を考える看護に近づいていると感じています。
※1時間単位で取得できる有給休暇

子育てをしながら働くうえでの目標を教えてください。

現在は子育てを大切にしたいという想いもあるため、家庭に重きを置いています。その中で、看護師として糖尿病の療養や脳卒中の再発予防などセルフケア確立にむけた関わりの機会を通じて、患者さんにとってどうしたら取り組みやすいか、継続できるかを個人に合わせて指導できるようになっていきたいと思っています。ライフステージに合わせて働き方を変えながら、自身の目指す看護の形を実現していきたいです。

※掲載しているのは令和4年3月時点の情報です。