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卒後臨床研修

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院長挨拶

 豊橋市は愛知県の東端にあって豊かな自然と温暖な気候に恵まれた人口約38万人の中核市です。豊橋市民病院は、豊橋市のみならず東三河地域(5市2町1村;地域人口約70万人)の地域拠点病院、"最後の砦"としての役割を担っています。すなわち、東三河地域で唯一の第3次救命救急センターを有し、かつ、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院(ヘリポートを敷地内に有しドクターヘリまたは防災ヘリで搬送される重症救急患者を受け入れている)であるとともに、新生児集中治療室(NICU)12床と母体胎児集中治療室(MFICU)6床を含む総合周産期母子医療センターも併設しています。平成29年4月の時点で当院の医師数は約220名、看護師数約750名、1日平均入院患者数は708人、1日平均外来患者数は1985人、年間手術件数8113 件、救命救急センターの年間患者数3万人、救急車搬送7000台超であり、研修医のみなさんには充実した指導医のもと質・量とともに圧倒的な臨床経験を提供できます。

 臨床研修病院としての歩みは、平成5年4月の臨床研修指定病院から始まり、平成16年の新臨床研修制度発足後は毎年15-20名の研修を迎え入れています。当院の初期臨床研修の最大の魅力は、見学のみの研修を極力排し、いわゆる on the job training を研修開始当初から推進していることにあります。さらに、臨床研修体制の改善と診療支援ツールの整備に取り組み、平成23年以来、卒後臨床研修評価機能の認定を取得しています。平成28年末に完成予定の新棟には、スキルスラボが併設され、研修医の諸君が基本的な診察、処置、治療のトレーニングを目的とした様々なシミュレーション教育を受けられる場が提供される予定です。また、平成29年から導入が計画されている新専門医制度に対しても各診療科とも十分対応していますので、引き続き当院での後期研修に進んでいただけます。

 豊橋市民病院は、医師としての基礎を磨き而立するための初期臨床研修環境が整っています。多くの熱意のある研修医のみなさんが当院の仲間になってもらえることを心から願っています。

院長 加藤岳人写真
院長 加藤岳人

豊橋市民病院の歴史と研修制度

 明治21年豊橋市民病院は私立豊橋慈善病院として開院。昭和7年豊橋市へ移管され、当地方の基幹病院として地域住民の医療福祉の向上に努めてきた。平成8年5月施設の老朽化、狭隘化により新市民病院として現在地へ新築移転し、平成29年4月現在診療科37科、病床数800床(うち感染病床10床)を備えた総合病院として生まれ変わり、東三河の基幹病院として一般医療をはじめ救急・高度・特殊医療を安心して提供できる病院を目指している。

 卒後教育の場としては、平成5年4月に臨床研修指定病院に指定されて以来、研修カリキュラムは2年間のスーパーローテート方式を採用し、将来の進路に関わらず医師としての基盤形成の時期に、プライマリ・ケアと全人的医療に必要な診療に関する基本的な知識、技能及び態度を習得することを研修目的としてきた。平成16年より新臨床研修制度においても基本研修科目(内科、外科、及び救急部門)、必須科目(小児科、産婦人科、精神科及び地域保健・医療)と選択科目研修期間を設けることにより、ひとりひとりの研修目的に最適な場を提供している。平成22年新臨床研修制度の改正が行われ内科、救急部門だけが必須科目となったが、基本研修科目、必須科目そして選択科目研修のプログラムを継続している。平成23年10月卒後臨床研修評価機構の評価を受審し、認定証を取得。

NPO法人卒後臨床研修評価機構による認定

JCEP認定証

 豊橋市民病院では、NPO法人卒後臨床研修評価機構による臨床研修評価を受審し、同機構が定める基準を達成したため、平成29年12月1日付けで認定され、またエクセレント賞をいただきました。
 将来の医療を担う優秀な医師を育成するうえで、研修制度における指導体制や臨床研修プログラムに関して外部機関の評価を受けるために、平成29年10月25日に受審したものです。同機構から本院は、臨床研修に積極的に取り組んできた長い歴史と経験に基づき、常に研修体制・研修内容の見直しを図ることで密度の高い研修が提供されており、研修医が自主性を存分に発揮し主体的に研修に励むことができていると評価されました。

豊橋市民病院の研修の特徴

 本院の研修プログラムは、2年間で内科、外科等主要全科を順番にまわって研修することと、救急医療の実地研修を通じて幅広い知識、経験および見識を有する臨床医を育成する内容となっています。
 内科分野、外科分野、救急分野等各診療科における症例数は非常に多く、また厚生労働省の指定する臨床研修指導医は69名在籍しており、充分な指導体制が確立されています。

NPO法人卒後臨床研修評価機構とは

 国民に対する医療の質の改善と向上をめざすため、臨床研修病院における研修プログラムや研修状況の評価を行い、臨床研修病院の研修プログラムの改善、人材育成によるよい医師の養成に寄与することを目的として、平成19年8月に設立されました。

エクセレント賞の基準について

 (1)評価結果において、「適切」が80%以上、かつ「a」が80%以上で、「要改善」と判定された項目がない場合。
 (2)評価結果において、Pg.4.5が「適性」かつPg.5の「a」が90%以上である場合。