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卒後臨床研修

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院長挨拶

 豊橋市民病院は、豊橋市のみならず東三河医療圏(地域人口約77万人)の中核病院としての役割を担っています。第3次救命救急センターを有するほか、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院であるとともに、新生児集中治療室と母体胎児集中治療室を含む総合周産期母子医療センターを併設しています。さらに最新鋭放射線治療器2台を有する放射線棟を増設し、令和元年4月には、複雑な心血管手術に対応するハイブリッド手術室のほか手術支援ロボット用と高機能内視鏡手術用の3室を増設し、最先端手術への対応強化とともに手術待ち日数の短縮を実現しました。
 医師約240名、看護師約790名が在籍(令和3年4月時点)し、令和元年度の1曰平均入院患者数は約700人、1曰平均外来患者数は約2000人、年間手術件数約8300件、救命救急センターの受診数は約2万6千人、救急車搬送約7300台であり、研修医のみなさんには充実した指導医のもとで質量ともに圧倒的な臨床経験を提供できます。
 この初期臨床研修の2年間の最大の目標は、プライマリ・ケアの基本的診断能力や技術を身に付けることであり、それらは将来どの専門領域に進もうと不可欠なものです。それに加え、人間的に信頼されるために必要な基本的態度や高い倫理観を習得するための「医師としての人格」を涵養する時期であり、長い医師人生の基礎を形成する貴重な期間であることから、自ら積極的に研修に取り組み、症例から多くのものを学び取ると同時に、よき医師、よき医療とは何か、社会における医師の役割とは何かを常に考えながら、自分を磨く姿勢を失わないでいただきたいと思います。そうすれば、当院の臨床研修の理念である、「信頼に応える技術」と「人に優しい思いやりのある心」を持った医師へのスタートとなるはずです。
 現代の医療は高度化・複雑化していることから、安全な医療を求める患者や家族の要望に応えるとともに、全人的苦痛に対応する必要があります。医師が医療の中心であった時代は過ぎ去り、医師は患者を支える多くの医療スタッフの一員として、多職種で業務を分担し、患者の状況に対応することが求められています。臨床研修の間に、この「チーム医療」の重要性を実感してほしいと思います。
 病院スタッフはもちろん、関連する諸機関や住民が皆さんの成長を期待しています。豊橋市民病院、特に卒後臨床研修センターが、緻密な計画のもと、皆さんの2年間をサポートします。何事にもチャレンジし、悔いのない研修生活を送られることを切に願っています。

豊橋市民病院の歴史と研修制度

 明治21年豊橋市民病院は私立豊橋慈善病院として開院。昭和7年豊橋市へ移管され、当地方の基幹病院として地域住民の医療福祉の向上に努めてきた。平成8年5月施設の老朽化、狭隘化により新市民病院として現在地へ新築移転し、平成29年4月現在診療科37科、病床数800床(うち感染病床10床)を備えた総合病院として生まれ変わり、東三河の基幹病院として一般医療をはじめ救急・高度・特殊医療を安心して提供できる病院を目指している。

 卒後教育の場としては、平成5年4月に臨床研修指定病院に指定されて以来、研修カリキュラムは2年間のスーパーローテート方式を採用し、将来の進路に関わらず医師としての基盤形成の時期に、プライマリ・ケアと全人的医療に必要な診療に関する基本的な知識、技能及び態度を習得することを研修目的としてきた。平成16年より新臨床研修制度においても基本研修科目(内科、外科、及び救急部門)、必須科目(小児科、産婦人科、精神科及び地域保健・医療)と選択科目研修期間を設けることにより、ひとりひとりの研修目的に最適な場を提供している。平成22年新臨床研修制度の改正が行われ内科、救急部門だけが必須科目となったが、基本研修科目、必須科目そして選択科目研修のプログラムを継続している。平成23年10月卒後臨床研修評価機構の評価を受審し、認定証を取得。

NPO法人卒後臨床研修評価機構による認定

JCEP認定証

 豊橋市民病院では、NPO法人卒後臨床研修評価機構による臨床研修評価を受審し、同機構が定める基準を達成したため、平成29年12月1日付けで認定され、またエクセレント賞をいただきました。
 将来の医療を担う優秀な医師を育成するうえで、研修制度における指導体制や臨床研修プログラムに関して外部機関の評価を受けるために、平成29年10月25日に受審したものです。同機構から本院は、臨床研修に積極的に取り組んできた長い歴史と経験に基づき、常に研修体制・研修内容の見直しを図ることで密度の高い研修が提供されており、研修医が自主性を存分に発揮し主体的に研修に励むことができていると評価されました。

豊橋市民病院の研修の特徴

 本院の研修プログラムは、2年間で内科、外科等主要全科を順番にまわって研修することと、救急医療の実地研修を通じて幅広い知識、経験および見識を有する臨床医を育成する内容となっています。
 内科分野、外科分野、救急分野等各診療科における症例数は非常に多く、また厚生労働省の指定する臨床研修指導医は69名在籍しており、充分な指導体制が確立されています。

NPO法人卒後臨床研修評価機構とは

 国民に対する医療の質の改善と向上をめざすため、臨床研修病院における研修プログラムや研修状況の評価を行い、臨床研修病院の研修プログラムの改善、人材育成によるよい医師の養成に寄与することを目的として、平成19年8月に設立されました。

エクセレント賞の基準について

 (1)評価結果において、「適切」が80%以上、かつ「a」が80%以上で、「要改善」と判定された項目がない場合。
 (2)評価結果において、Pg.4.5が「適性」かつPg.5の「a」が90%以上である場合。